矯正歯科アドバンス トップページ > 矯正治療と歯周病の関係について > 歯周病治療
予防とはとにかく歯科医院に定期検診にいくことです。歯周病になってしまうと治療していくには時間もかかり、症状の進行程度によれば最悪歯が抜けてしまうこともあるので、歯周病は予防が大切なのです。
症状の進行状況や口腔内の状態によっても治療法が異なるため、まずは検査を行い一人一人に適した治療を行っていきます。
プラークコントロールとは口の中のプラーク(歯垢)を減らすことです。プラークコントロールとは歯垢がつかないようにするという意味ですが、
その方法としては・・・
歯についた歯垢を「スケーラー」と呼ばれる器具を用いて取ることをスケーリング(歯石とり)と言います。歯石を取ることでプラークがつきにくい状態にし、歯周病を改善させます。 歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなるため、スケーリングだけでは奥深くの歯石を取ることができません。
そのため、歯周ポケットの中の奥深くの歯石や感染した歯質をきれいに取る必要があります。6奥深くの歯石や感染した歯質を手用スケーラー(歯石を取る器具)を用いて器具を使ってきれいに取る治療のことをルートプレーニングと言います。
●噛み合わせ治療
●歯ぎしり治療
●薬 (抗生物質) による治療
●生活習慣・食生活の改善…などがあります。
歯周病治療を終了した場合でも、1度歯周病になった人は再び歯周病になる可能性が高くなります。正しい歯磨き方法はもちろん、健康的な生活習慣・食生活を心掛け、繰り返しますが2・3ヶ月に1回、最低でも半年に1回は歯医者で定期健診を受け歯周病を予防することが大切です。
スケーリング・ルートプレーニングなどの治療を行うことによって症状の改善を図りますが、中度・重度歯周病などの場合はこれらの治療法では症状が改善されない場合もあり、そのような場合には歯周外科手術が行われます。
歯肉剥離掻爬術(しにくはくりそうはじゅつ)とはフラップ手術とも呼ばれ歯周ポケットが深いため、歯石・歯垢を完全に除去できないような場合に、歯周ポケット自体を切除した後、歯肉を歯槽骨から剥がし、歯と歯肉の間に溜まっていた歯垢・歯石を除去(スケーリング・ルートプレーニング)し、除去した後に歯肉を元の位置に戻して縫合する手術法です。
歯周組織再生療法(エムドゲイン)とは、手術法自体はフラップ手術とほぼ同じで、剥がした歯肉を縫合する前に歯槽骨に「エムドゲイン」(開発歯周組織再生誘導材)というたんぱく質の一種を塗布することによって歯周組織の再生を図る治療・手術法です。(エムドゲインは日本でも認可されている安全性が認められている薬品です)
組織再生誘導法(GTR法)とは、手術法自体はフラップ手術・エムドゲインと同じで、「エムドゲイン」ではなく人口の特殊膜を歯槽骨に塗布することによって歯周組織の再生を図る手術法です。
臼歯(奥歯)の根元は2本、または3本になっている事が多く、この状態だと根元の間に溜まった歯垢・歯石を除去する事が困難なため、臼歯(奥歯)を2分割する事によってそれらの溜まったものを除去し、除去した後に被せ物をする治療・手術が行われます。歯周病は虫歯とは異なりまだ治療法が完全に確立されていません。それほど恐ろしい病気なのです。不正咬合も歯周病の原因のひとつ、ひとりひとりの意識が重要です。