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歯並びの良し悪しは遺伝で決まると思っていませんか?特にこどもの歯並びは予防できる可能性が高いため、お母さん方が知ることが非常に重要です。
歯並びが悪くなる原因には大きく分けて2つあります。
●先天性のもの
つまり遺伝ですのでこちらは予防ができず残念ながら矯正治療を受けていただくしかありません。
●後天性のもの
こちらは日常生活の中での“癖”によるものです。ここで驚きなのが、悪い歯並びになる原因はなんと、ほとんどが悪習癖による後天性のものだということ。
つまり・・・
ほとんどが日常生活における悪習癖で悪い歯並びになっているということ。日常生活に気を付けるだけで、高額な矯正治療を受けるリスクが低くなるということです。その悪習癖とはどういったものなのでしょうか?何パターンか紹介します。
現代の子は柔らかいものばかり食べており、よく噛む習慣がないために顎が十分に成長せず永久歯が並ぶスペースがなくなりガタガタの歯並び(叢生)になりやすいのです。
舌で前歯の裏を押したりする癖があると出っ歯や受け口の原因になります。また、舌を歯と歯の間に挟む癖があると開咬の原因になります。
爪のような堅いものを噛み続けることは成長期の歯や歯茎に大きな負担をかけます。また、唇を噛む癖は、歯並びだけでなく顎の関節にも影響を与えます。上唇にしても下唇にしても唇を噛むには不自然な顎の動きが必要とされるためです。
口呼吸をしていると自然に口が開いた状態になります。常に口呼吸をしていると、顎や舌の位置が下がり、歯を唇で支える力が低下し、口腔内の筋肉のバランスが崩れ、出っ歯や受け口、開咬などの原因となります。
4~5歳頃までの指しゃぶりは直接歯並びに影響を及ぼす事はありません。しかし5歳を過ぎると自然と指しゃぶりを止めることが理想なのですが、5歳を過ぎてもなお指しゃぶりをしているようなら要注意です。開咬や出っ歯、受け口の原因となります。
頬杖は付いている方の顎だけが圧迫され顎の形態や歯並びの位置は少しずつ変化していきます。また左右のバランスがとれなくなり顔の歪みが生じる可能性があります。顎関節の正常な働きを阻害し、ガタガタの歯並び(叢生)の原因になります。
睡眠は長時間同じ姿勢が続きます。その為、うつ伏せ寝は長時間に渡り頭の重さが口元周辺にかかってきます。口元に力がかかることによって歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
大事なお子様の歯並びが悪くならないようにすること(予防)ができるのであればそれにこしたことはありません。悪習癖はトレーニングすることで改善が可能です。
※不正咬合を予防して高額な矯正治療を受けることがないよう、これらを知って意識することが大事です。