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小児歯科矯正のメリット・デメリット


小児歯科矯正のメリット

痛みが少なく動きやすい

成人矯正と違い、幼少期の矯正治療は、無理な力をかけることなく成長を促しながら矯正治療を行えるため、痛みが少なく、歯が動きやすい傾向にあります。

抜歯を行う確率が低くなる。

顎の成長を活かし、歯の並ぶスペースを確保するので矯正治療の際、抜歯を行う確率が低くなります。

矯正治療終了後に後戻りが起きにくい。

通常、矯正治療で動かした歯は元の位置に戻ろうとしますが、小児矯正治療では歯を正常な位置に動かしながら、歯を支えている骨を育てていくので、歯が元の形に戻りにくいです。また、後戻りの原因の一つである悪習癖は、成長期では、年月が積み重なれば積み重なるほど悪い歯並びにしてしまいます。
そのため早期からの癖の改善指導により、後戻りが起きにくいのです。

歯や顎への負担を減らす事が出来る。

早期に歯並びを改善する事で、歯の生え変わりの時期の悪い噛み合わせが原因で起こる極端な歯のすり減りや顎関節への負担を減少させる事ができます。

コンプレックスの解消

早期に歯並びを改善する事で、見た目の悪さから、からかわれたりいじめられたりする事を未然に防ぐ事ができます。また、歯のコンプレックスを解消してあげることで、健全な精神が発達する環境を整えてあげることができます。

小児歯科矯正のデメリット

治療期間が長くなる場合がある。

小児矯正の場合、成長に合わせて治療を進めていく為、成長が止まる15歳前後まで経過を観察します。そのため、治療期間は長くなります

大人になってから再度矯正治療が必要になる場合がある。

受け口の場合、骨格的な問題も大きいため、大人になってから外科矯正が必要となるケースもあります。

お子さんと親御さんの治療意欲次第で、治療結果に差が出る。

取り外し装置の場合、患者さん本人が矯正治療に協力的でない場合には良い治療結果が出にくくなる事があります。