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ここ数年の間、矯正治療にもインプラントアンカーという小さいネジを使用し矯正するという治療法が増えて来ました。よく皆さんが耳にするインプラントは人工歯根であり、無くなってしまった歯の根っことして使用するインプラントではないでしょうか。矯正治療で使うインプラントアンカーは歯の代わりに使用するのでは無く、力を掛ける固定源として使用します。大きさも普通のインプラントと違いかなり小さい物を使用します。
インプラントアンカーは麻酔を使用し顎骨にチタン製のネジを埋め込み、使用します。埋入する処置時間は10分〜30分ぐらいで終わります。誰でも使用出来るわけではなく16歳以上の患者さんが対象となります。インプラントアンカー周辺は清潔にしておかないと腫れる原因となるためブラッシングをしてもらう必要があり、矯正治療終了時には除去します。挿入した部分の骨はゆっくり再生し穴もない元の状態に戻ります。
矯正は歯と歯に対して力を掛けるため、動かしたくない歯まで動いてしまうといった事がありますが、固定源を歯以外におけることにより動かしたい歯だけを動かせるようになりました。また、難しいといわれていた「奥歯を後方に動かす」「歯を短くする」といった動きも出来るようになり歯を抜かずに治療出来るケースも増え、難しい治療も軽減され従来よりも仕上がり良く、治療期間の短縮にも繋がっています。
インプラントアンカーを埋め込むと聞くと、怖いイメージを持つと思いますがメリット、デメリットを良く聞き、主治医の先生と相談され治療を進めることをおすすめします。