矯正歯科アドバンス トップページ > 歯の知識 > 歯並びについて > 悪い歯並びの種類 > 出っ歯(上顎前突)悪い歯並びの種類
上顎前突とは、上の歯が前に出ている状態で一般的に「出っ歯」と呼ばれるものです。上の歯が前に出ているので、口が閉じにくく、笑うと上の歯茎が出てしまい、審美的にも問題の大きい症状です。
成長期に上顎前突が認められる場合、正常な顎骨の成長が起こらず、今以上にその状態が悪くなる可能性があります。
上顎前突の原因には大きく分けると遺伝的な骨格性のものと、後天的な要因によるものの2つに分けること出来ます。骨格性のものとしては上顎の前方への過度な成長や下顎の成長不良などによるものがあります。後天的なものとしては、子供の頃の指しゃぶりや舌癖、鼻づまりなどによる口呼吸が大きな原因として挙げられています。後天的なものは小さい頃の生活習慣がとても重要です。指しゃぶりなどの悪い癖は早めに改善させるようにしましょう。
また、出っ歯の場合、下顎の骨格に問題があり、噛み合わせが大きくずれている場合等では、通常の歯を動かすだけの矯正治療では限界があり、十分な結果が得られないことがあります。そこで外科手術を併用することで噛み合わせのみならず、見た目の改善も可能とすることができます。